こんにちは。
文批研では、今日のお昼休みで
ポテト会なるものを開催しました。
具体的には、
2限が空いている人で、池袋西口のファーストフード店を回り、
お昼休みに集まってポテトを食べまくるのです。
それだけ。
ポテトの比較を可能にするために、各店舗ではノーマルなポテトを頼み、
ポテトの付属商品を充実させることに力を入れました。
結果としては、
ほぼ満場一致でバーガーキングの大勝利でした。
次にモスバーガー、サブウェイの順ですね。
さて、ポテト会を単に楽しむのもいいのですが、その評論的意義について荒書きした文章があるので、Blogにて公開したいと思います。
■先日、マクドナルドはアプリのバージョンを更新しました。その更新では、アプリのデザインを一新しただけでなく、1度使用したクーポンは60分以内に使用出来ないようになりました。つまり、アプリ内のシステムを改変してクーポンの使用の厳密化を図ったのです。
■マクドナルドは数々の不祥事が明かされたことによる信頼の陥落、単価・集客力低下によって利益を上げられない構造的問題を抱えています。これは、従来のマーケティングが志向してきた科学的手法の徹底の限界と見ることができます。
■しかしこのような構造的問題はチェーン店の多くが抱えています。企業内外で調査・分析を重ね科学的手法によってマーケティングを進めている彼らは、信頼と利益を失う危険性をマクドナルドと同程度担保し続けているのです。マクドナルドは、このような傾向の最右翼といえます。
■最近の企業の取る手段の傾向として、工学的手法が増えていることは注意すべきです。クーポンの使用の厳密化のように、システムの厳格化に情報技術は大きく関わっています。また、細かな規則を設けて契約関係を強調する法律志向も考えられます。しかしお店の活気・お客の満足を生み出すために、このような工学的手法を用いると必ずマクドナルドのように限界が来ます。
■<ヒト・モノ・カネ>の流れによって、マーケティングを進めることは企業にとって重要なことですが、<ヒト・モノ・カネ>が合わさって作り出す価値について考える必要があります。食べ物がもつおいしさを違った視点から捉えなおす機会として、ポテト会は一例となれば幸いです。